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付録A
3.2.2.2 タイマTM2(チャネル・ビジー・タイマ)
タイマTM2は、MACサブレイヤが伝送要求を受領した後に待機する最大時間(TM2)に設定されるものとする。このタイマは、MACサブレイヤが伝送要求を受領した後でタイマが作動していない場合に、起動されるものとする。アクセス試行が成功した場合に、タイマはキャンセルされるものとする。タイマが超過した場合には、チャネル輻輳がVMEに通知されるものとする。
3.2.2.3 パラメータp(persistent)
パラメータp(0<p≦1)は、MACサブレイヤがあるアクセス試行で伝送できる確率であるものとする。
3.2.2.4 カウンタM1(量大アクセス試行回数)
カウンタM1は、MACサブレイヤがある伝送要求のために行う試行の最大回数に設定されるものとする。このタイマは、システム初期化、TM2タイマ超過あるいはアクセス試行の成功の場合にクリアされるものとする。カウンタは、アクセス試行が不成功のたびに増加するものとする。カウンタが最大試行回数(M1)に到達した場合には、チャネルがアイドルになると直ちに伝送許可が与えられるものとする。
3.2.3 手順の記載
3.2.3.1 チャネル感知
MACサブレイヤは、チャネルへのアクセスを試行する前に、チャネルがアイドル状態であることを確認するものとする。
3.2.3.2 アクセス試行
1回のアクセス試行は、TM1タイマの超過、ビジー・からアイドルへのチャネル遷移あるいはチャネルがアイドルの間にDLSからの伝送要求受領の際に、行われるものとする。
3.3 データリンク・サービス・サブレイヤ
DLSは、この項で規定されるAVLC(Aviation VHF Link Control)プロトコルを使用するビット指向型単信方式の空地(A/G)通信をサポートするものとする。
注:DLSは、IS03309、IS04335、IS07809及びIS08885で規定されるHDLCから派生している。サービスに関する定義は、OSIデータリンク・サービス定義(IS08886.3)に由来している。AVLCは、HDLCの変形であり、それに準拠す

 

 

 

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